小児 不整脈 ガイドライン

小児不整脈のガイドラインを簡単に説明

スポンサーリンク

心臓は一定のリズムで収縮を繰り返し、全身に血液を送っています。
この収縮リズムが乱れた状態を不整脈と言います。
脈が多くなるタイプ(頻脈)と少なくなるタイプ(徐脈)があり、それぞれ治療法も多岐に渡ります。
不整脈の原因は、先天性のものからストレス・睡眠不足・疲労など様々です。
心配ないタイプもありますが、中には治療を要する危険なタイプもあります。
心臓は大きく4つの部屋に分かれており、それぞれ右心房・右心室・左心房・左心室と呼ばれています。
このいずれかの部分で造りに問題があったり、異常な電気興奮が生じたりして不整脈が起こります。
どの年代でも不整脈は起こり得ますが、小児の場合は市や学校の健診で見つかる場合が多いです。
きちんと精密検査を受け、治療が必要かどうか確認しましょう。

スポンサーリンク

小児ガイドラインは大きく分けて診断・治療薬・非薬物療法の説明がなされています。
ガイドラインとは一般的に指標・指針という意味がありますが、医療で使用する場合は「このやり方に沿って治療すると良いですよ」と表したものです。
まず診断ですが、先程も述べた通り心臓は4つの部屋に分かれているので、どの部分で不整脈が起こっているか調べなければなりません。
そして頻脈か徐脈か、小児の年齢や体質など様々な条件を加味して治療法を決定します。
薬で治すか手術するかは、この診断によって変わります。
薬はあらゆる種類があり、すべてに効く薬はありません。
効果が得られるまでいくつも試さなければならない場合もあります。
自己判断で中止したり増量したりせず、必ず指示された量を守り、体調変化があれば医師に相談しましょう。
非薬物療法には、大きく分けてカテーテルアブレーション・ペースメーカー・植え込み型除細動器の3つがあります。
カテーテルアブレーションは異常な電気興奮の原因となっている箇所を焼き切るという手法です。
ペースメーカーは徐脈・植え込み型除細動器は頻脈に使うもので、直径・厚さともに5mmほどの小さな医療器具です。
鎖骨の下を少し切開して滑り込ませるやり方で手術します。
とても簡単にしか説明していませんが、ガイドラインは大まかにこのような感じで記載されています。

スポンサーリンク