不整脈の発作が起きた場合の対処方法
心臓の脈拍が乱れて起きる不整脈。加齢とともに心臓の機能が衰えて起こりうる疾患ですが、最近はストレスや不規則な生活、睡眠不足などの生活習慣の乱れなどで若い人にもその症状が多くみられるようになってきています。
その他、心臓に疾患を抱えている方や高血圧、甲状腺に異常のある方は不整脈の症状が発生する確率は高くなってきています。
不整脈自体は最新の医療機関では優れた抗不整脈薬が開発されており、それほど怖い病気でもありません。
ただし不整脈が起こることによって、失神して意識を失ったり、息切れや激しい動悸など緊急性が高い不整脈の発作が起きた場合は対処が必要です。
意識を失っている場合は、迷わず救急車を呼ぶようにしてください。救急隊員が到着するまでは、安静にさせておき患者の様子を注意しても見守るようにして下さい。
万が一、呼吸や心拍が停止している状態であれば人工呼吸や心臓マッサージ、AEDが身近であるようならば蘇生の対処を行うようにして下さい。
動悸や息切れが酷い場合は、背中にクッションなどを入れて状態を軽く起こして、心臓に負担がかからないような状態にして安静にさせることが重要です。
もともと持病で不整脈がある方や自覚のある方は、対処法を医療機関に受診した際に聞いておき周囲に伝えておけば、迅速に対応できるかもしれません。
一般的に不整脈は治療の必要のない症状がほとんどですが、心臓病や脳梗塞など二次的な原因が潜んでいる場合もありますので、気になるような症状が出るようでしたら専門医にしっかり診てもらい自分の状態を把握しておくことも重要です。
特に体に異常がないのに起きる場合は、ストレスなどの原因かもしれませんので普段からストレスが溜まっているなと感じたら、ストレッチや軽い運動などをするのもいいかもしれません。
健康な人でもたまに起こる不整脈ですが、対処方法を知っておき焦らず対応することが大切です。