たばこは不整脈の原因になってしまう場合があります
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嗜好品として愛煙家の方に親しまれているたばこですが、たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、特にたばこに含まれるニコチンは交感神経を刺激し血圧上昇や脈拍が乱れることによって不整脈原因になります。
たばこを一服するだけで、収縮期血圧が110の人が130に上がり、心拍数60から80に上がるというデーターもあります。さらにたばこの煙に含まれる一酸化炭素によって血液中の酸素が不足し心臓に負担をかける状態になります。
それと、たばこに含まれる酸化物質が血管にダメージを与え、血管収縮や血液凝固、動脈硬化などの影響もあります。たばこは血管をも錆びさせていまいます。
特に不整脈の治療中の方は、たばこを吸うことによって心筋の酸素欠乏状態が引き起こされ、心臓が興奮状態になってしまうので、治療においては禁煙は絶対条件になります。
喫煙は、吸っている人以上に周りの人にも健康被害を及ぼす受動喫煙の問題も広く知られています。受動喫煙では、心筋梗塞や狭心症で死亡するリスクが1.3〜2.7倍にあがるといった情報もあります。
たばこは、ストレスを解消する上では寄与していますが害の方がはるかに大きいので、吸わないにこしたことがありません。
いざ禁煙をしようと思っても、禁断症状などが出て一人ではなかなか実行できないものです。
現在は禁煙外来など病院で相談することも出来ますので、禁煙したいがやめられないとい人は利用するのもいいかもしれません。
長年のライフスタイルや個人の嗜好もあるので、なかなか理想どおりにはいかないかもしれませんが、自分の体のため長く健康でいるためには見直すのも必要かもしれません。