不整脈が原因でめまいや吐き気が起きる場合があります
スポンサーリンク
めまいや吐き気など様々な原因によって引き起こされる体の反応ですが、不整脈が原因で起きている場合は、注意が必要です。
めまいや吐き気の症状を起こす不整脈の原因として、頻脈という症状の不整脈があります。
頻脈とは脈拍が通常より早くなる状態で、通常は1分間に50〜70回程度の脈拍が頻脈になると1分間に100回を超える状態になります。脈拍が早くなると心臓もそれだけ早く動く状態になり、血液が全身や脳に行き渡らなくなるので、めまいや吐き気と言った症状を引き起こします。
その他、冷や汗や動悸などの症状が出る場合もあり、最悪の場合は失神することもあります。
これらの症状が同時に起きる場合、心室細動という心室が小刻みに震えて全身に血液が送れなくなる症状も疑われます。
心室細動になると、血液が送れなくなるので脳が虚血状態になり意識を失い、全身が痙攣する場合もあります。心室細動が長く続くと死に至る可能性があるので注意が必要です。
万が一、そのような状態になった場合は救急隊員到着までAEDなどで蘇生術を施行することによって救命の可能性決定すると言われています。
不整脈で吐き気やめまいが起こるということは、それほど危険な場合もあるということですので頻脈が多いタイプの不整脈を普段から感じられている場合は、出来るだけ早い段階で病院に行って精密検査を受け、未然に重大な問題に発展しないように防ぐことを心がける必要があります。
不整脈は誰にでも起こりうる病気ですので、知識として頭の中に入れておき違和感があれば病院で診てもらうようにしましょう。