不整脈の症状は自分でチェックできる
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突然胸がきゅっと絞られる感じがしたり、ドキドキして息苦しいほどの症状に襲われた時は、不整脈の疑いがあります。
一般に動悸と呼ばれるこれらの症状は、貧血など不整脈以外の原因で発生することもあり、安静にしていれば次第に落ち着きを取り戻すことも多いので、わざわざ病院を受診するほどではないと考える人もたくさんいます。
しかし不整脈が原因で起こる動悸のなかには、心房細動やその合併症など放置しておけば命にかかわる病気を引き起こしている場合があります。
医師の診断を受けずに自己判断で大丈夫と判断するのは危険ですので、まずは症状を自分自身でチェックして、気になることがあれば早期に医療機関を受診することを心掛けましょう。
不整脈が深刻なものかどうかをチェックする方法としては、脈拍の測定があります。
動悸を感じたら、手首の静脈に人差し指と中指を軽く当て、心臓の脈拍を数えてみましょう。
正常な状態であれば脈拍は1分間に50回から100回ほどです。
動悸が起きている時に、安静にした状態で脈拍が140回を超えるようであれば、それは不整脈が原因と考えて差し支えありません。
さらに脈拍のリズムが一定でない場合は要注意です。
規則正しいリズムを刻んでいない脈拍は、それがたとえ1分間に140回以下の拍動であっても、心房細動を引き起こしている可能性があるのです。
心房細動を放置しておくと、血栓ができて命にかかわる状況になってしまいます。
自己チェックで異変を感じたらすぐに医師の診断を仰ぎましょう。